飛騨古川祭レポート その2 ~祭屋台編~
飛騨古川祭レポート その1 ~起し太鼓編~に引き続き、
その2として去る2006年4月20日に行われた~祭屋台編~をレポートします。
4月19日に行われた起し太鼓とは、また趣を変え、翌20日は、午前中は小雨が残ったが、昼頃には晴れてきたので、祭屋台が、 古川の街に繰り出した。
祭屋台
飛騨の匠の技、商人の財力、そして何といっても素朴な 町人の心意気により、古川祭の屋台は作られた。
江戸から移入された原型に京からカラクリ人形が入るなどして「京の雅」と「江戸の粋」が調和した飛騨独自の形が生まれ、金具、彫刻、
うるし塗りなどにより、時代と共に更に豪華なものとなってきたそうだ。
古川の祭屋台は、全部で10台ある。それは、10つの町内があるということで、各自治体毎に、1台ずつ古くから保存し、 毎年4月20日のお祭に日にお披露目となる。10台の祭屋台には、それぞれ名前が付けられている。以下、簡単にご紹介しましょう。
1.神楽台(かぐらたい) 向町組
2.鳳凰台(ほうおうたい) 壱之町中組
3.麒麟台(きりんたい) 壱之町下組
4.金亀台(きんきたい) 弐之町中組
5.龍笛台(りゅてきたい) 弐之町下組
6.三光台(さんこうたい) 弐之町上組
7.清曜台(せいようたい) 三之町上組
8.白虎台(びゃっこたい) 三之町下組
9.青龍台(せいりゅうたい) 殿町組
10.三番叟台(さんばそうたい) 壱之町上組
古川祭は、以上10台の屋台組と、闘鶏楽をもつ「闘鶏楽組」神楽と獅子組をもつ「宮本組」の合わせて12組によりとり行われます。
以上の中から、当日見た屋台の紹介を2・3しましょう。
■麒麟台(きりんたい) 壱之町下組 (写真参照)
創建は定かではありませんが現屋台は九ヶ年の歳月をかけて昭和八年(一九三三)に完成したそうです。唐子が運ぶ花籠から花が咲くと、
獅子頭をかぶって乱舞するからくり人形があやつられます。中段の側面には、
十二支の彫刻がついているので自分の干支を探してみるのも楽しいでしょう。
■青龍台(せいりゅうたい) 殿町組 (写真参照)
金森氏の家紋の梅鉢を台紋とするこの屋台は、黒塗りに金箔模様の優雅で美しい外御所車が特徴です。
また樹齢千年のけやき材の牡丹獅子も見事です。謡曲「鶴亀」に合わせてあやつられるからくり人形は大津絵「外方の梯子剃り」
を題材としたもので、福禄寿の肩にかけた梯子を唐子が登り、亀
が鶴に変わる巧妙な糸からくりです。

■白虎台(びゃっこたい) 三之町下組 (写真 参照)
天保十三年(一八四二)に完成した屋台を昭和五十六年から三年の月日をかけて大改修したものです。上段正面には源義経の武者人形を飾り、
中段の舞台では子供歌舞伎「橋弁慶」が華やかに可愛らしく奉納されます。また彫刻や金具による装飾が少ないことや、
下段が立ち姿で出入りできるほど高いことなど、唯一古い形態を残していて、たいへん貴重な屋台となっています。
古川の街は、4月20日は祭一色で、長かった冬を越え、春の訪れを感じさせる祭なのです。
町並みは、例の傘と提灯で飾られ、町屋には、まちづくり都市景観大勝の札をあちこちで目にする町並みが続きます。












